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ライフサイエンス 英語表現使い分け辞典

ライフサイエンス英語表現使い分け辞典
ライフサイエンス英語表現使い分け辞典
編者:河本 健/大武 博、監修:ライフサイエンス辞書プロジェクト
羊土社、定価 6500円+税、2007/10発行、B6判、1118ページ


構想に15年、制作に3年半を費やして完成させた筆者の労作である。本書は、一口で言えばライフサイエンス分野の論文を書くための活用辞典だ。活用辞典とは、たとえばある動詞のあとにどのような前置詞がくるかとか、その動詞が使われる文型はどんなものかとかを調べるためのものである。代表的な英語の活用辞典といえば、まず研究社の新編 英和活用大辞典が思い出される。しばらく使っていたこともあるが、筆者にはどうもしっくりこなかった(ジーニアス英和辞典などの文法に詳しい辞書も同様である)。これらは一般の辞書としてはいいのかもしれないが、論文執筆にはあまり役に立たない気がする。論文で使われる動詞自体はそんなに特別なものではないが、一般英語とは微妙に意味や用法が違っていて、辞書の中に書いてあるどの用法に従ったらいいのかがよく分からないのだ。ならばよく分かる辞書を自分で作ってしまおう。そう思ったときから構想15年が始まったわけである。

ところで活用辞典を英語ではどのように言うのだろうかと考えてみたのだが、どうもよく分からない。新編 英和活用大辞典の説明には「英語における語と語の慣習的な結びつきを示す連語(コロケーション)を集めた辞典」とあるので、おそらく英語では活用辞典のことをCollocations Dictionaryというのではあろう。そこでライフサイエンス英語表現使い分け辞典もカバーを外した表紙にある英語名は、Life Science Collocationとしておいた。collocationとは、日本語では「共起」と表現されるもので、ある単語の前後にどのような単語が用いられるかということだ。本書の製作にあたって筆者は、ライフサイエンス辞書(LSD)プロジェクトで構築された3,000万語の論文抄録コーパス中でのcollocationを検索した。この調べた共起の頻度情報をそのまま提示することによって、実際の論文での用法を示そうとしたのである。この辞書には共起の頻度以外に実際の論文の用例も多数示してあるので、論文で使う文章の大半はこの辞書に示す用例に合わせて組み立てればよいはずである。まさに論文を書くためには画期的な内容であり、編者自身も頻繁に利用している。欠点を挙げるとすれば、使用頻度の高いものから示してあるといっても、それだけで論文全体を書き上げることができないという点であろうか。収録されている情報には限りがあり、載っていないこともたくさんある。もっとも、書物として成立させるためには、ある程度エッセンスだけに絞らざるを得ないという点はご理解いただきたい。実際、膨大な情報の中からあまり重要でないものを削除していく作業は非常に困難なものであった。しかし、ここで削除された情報の多くは、本書の製作に用いたLSDコーパスを検索することによって誰でも調べることができる。ライフサイエンス辞書プロジェクトのWebLSDを、是非、お試しいただきたい。

15年考えるだけだった構想を形にすることができたのも、ひとえにこのLSDコーパス検索システムを作成していただいた藤田信之氏のおかげである。

2007年10月10日 第1刷 2,300部
2007年11月15日 第2刷
2008年 2月15日 第3刷
2008年 6月10日 第4刷
2009年 3月25日 第5刷
2010年 4月15日 第6刷


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